メシマコブは見つけにくい!
メシマコブは、桑などの広葉樹に寄生する多年生の「多孔菌科植物針層孔」の子実体(キノコ)です。
学術的には担子菌類に属し、タバコウロコタケ科キコブタケ属に属しています。
同属のキノコは、キコブタケ、モミサルノコシカケやカシサルノコシカケなど200種類近くもあります。
メシマコブは、本州以南の日本、中国、オーストラリア、北アメリカなどに自生していますが、自然界のごく限られた場所にしか生育しないため、見つけるのがむつかしいキノコの一つです。
メシマコブは主に桑の木に寄生しますが、桑の木に寄生するのはメシマコブだけではないため、一般の人が探そうと思ってもなかなか見分けがつきません。
流通しているものにはメシマコブではないものもある!?
タバコウロコタケ科キコブタケ属のキコブタケやエゾキコブタケ・ウツギサルノコシカケ等と形が似ているために専門家でも見分けることが難しいため、巷でメシマコブとして流通しているものの中には、全然違うものが含まれていることが多々あります。
希少品種であり、入手困難!
60年代には韓国で「黄色キノコ」といわれ、野生で発見されれば、茸がついた木を切り取って、真偽保証のためにそのままの状態で販売されていました。
その後、乱獲され、今では野生で茸の形(子実体)をした一定の大きさのメシマコブはとても希少です。
近年、市場は拡大の一途で、アガリクスと並ぶキノコ商品として、注目されています。
1年間に1cmの成長
メシマコブ(天然自生種)は極めて入手困難であり、専門家の調査によると、現在では女島でのメシマコブの採取は殆どできません。
メシマコブは自然発生が少なく、1年間に1cm程度しか成長しないため、採取できる大きさまで成長するのには、かなりの時間がかかります。
そのため採取困難なため大変貴重なキノコとされています。
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